演技力も求められるアフレコの中身とは

近年、日本ではアニメ文化が盛んになっており、アニメ業界は世界中でもトップクラスのクオリティと規模を誇っています。そんなアニメ業界において、今注目されているのが声優です。声優とは、アニメの声を担当する人のことで、声優の声だけでなく、その演技力によって、アニメ全体の出来が左右されると言っても過言ではありません。したがって、最近は実力派の声優がたくさんいます。その反面、まるでアイドルのような容姿や可愛らしい声で、アニメの主題歌なども一緒に歌うようなアイドル声優もおり、競争が激しくなっています。
また、声優だけでなく、俳優やアイドルなど、声優ではない芸能人などがゲストとして声優に挑戦する機会も増えており、プロの声優として主役の声をしたいと思っても、なかなか大変な道のりだと言えます。
では、そんな声優やアニメ業界において、実際にどのようにして声を収録しているのかについて説明します。まず、映画やアニメ、海外ドラマなどでは先に映像を撮影しています。そして、その後に声を収録します。これを、アフレコと言います。
もしくは、映像や演技に当てて声を収録するので、アテレコと呼ぶ場合もありますが、内容は全く同じです。


なぜ、後から声を収録するのかと言うと、特にアニメの場合は、何枚もの絵を作画して一つの作品を作り上げるため、出来上がるまでにとても時間がかかります。
よって、先に映像を作ってから、後から声を入れることが一般的になっています。
しかしながら、時間がかかるということは、もちろんアニメの完成が遅れることも多いです。そんな時は、映像が完成していない状態で声を収録することも多いです。そんな時に求められるのが演技力です。セリフを話すタイミングや状況を把握して、演技をしながら声を入れていかねばならないので、スキルと経験が求められる仕事と言えます。さらに、アフレコ収録時はマイクが数本並べられてあるだけであり、シーンごとに声を入れる声優が移動をして、入れ替わって収録します。
その収録に参加できない声優は、後から自分のセリフを収録して、後で音声を統合するという場合もあります。以上から、自分の声だけに力を入れれば良いという訳ではなく、周りの状況も見ながら、一つの作品を作っていかねばならないのです。このように、声優は声だけでなく、様々なスキルが求められ、多くの人の努力が積み重なってアニメができているということが分かります。


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